こんにちは!脳科学インストラクターおかみつるです。

やっと迎えた赤ちゃん!
と思いきや、
毎日昼も夜も
1時間おきの頻回授乳で寝不足&ストレス…
なんて経験をしているママ、いらっしゃるのではないでしょうか。
私もその一人でしたが、
脳科学に基づく接し方で、新生児期の頻回授乳はもちろん、
後の「ムダ泣き」や「背中スイッチ」をなくすことができました。
今日は今まさに悩んでいる!という新生児を持つママへ
脳科学に基づく頻回授乳の正しい知識と脳育に役立つ解決法についてお伝えします。
①頻回授乳の正しい考え方
②背中スイッチの秘密とコツ
③授乳回数を減らすおススメの解決法
そもそも『脳育』とは
脳の様々な部位を刺激し、育んでいくことを指します。
日々ママやパパとお話をしたり、おもちゃを触ったり、音楽を聴いたり、抱っこしたりという行動は子供の心を満たし、脳の様々な部分が刺激され、才能を無限に伸ばすといわれています。
※黄金期は0~3歳
①頻回授乳の正しい考え方
赤ちゃんがおっぱいを欲しがる度に与えてあげることで授乳の回数が多くなる授乳方法のこと
多い人では1時間に1回、または2~3時間に1回と、大人にとっては
外出や睡眠がままならない授乳間隔ですよね。
生まれてすぐ、大体4週間~1ヵ月検診が終わるころまでは、
母乳の安定した生成を促すためこの頻回授乳は必要ですが、
それ以降は授乳回数をコントロールできるようになります。
よく、

「赤ちゃんは一気にたくさん飲めないから仕方ない」
「産院から、欲しがるだけあげてといわれたから」
とその言葉の通り頻回授乳を続けた結果、
生後6か月、1歳と長きにわたって頻回授乳に悩まされるママが多いのですが、
これは赤ちゃんがその時間ぶんの胃しか発達せず、欲しがればいつでももらえる、と思っているからなんです。
決めた時間に授乳するようにすると、
自然とその時間に合わせて内臓も成長していくので、
月齢があがっても頻回授乳に悩まされるということはなくなっていきます。
②背中スイッチの秘密とコツ
背中スイッチという言葉、聞いたことのあるママは多いのではないでしょうか。
抱っこしていたら寝てくれるのに、ベッドに置いた瞬間おきてしまう、
赤ちゃんのあるある行動のこと
これは赤ちゃんの体の発達によるものです。

10カ月ものあいだママのお腹の中にいた赤ちゃんは、
抱っこしてもらい体が丸まっている状態がなによりも心地が良く、
身体を伸ばすという行為は不快に感じるんですね。
なので、熟睡をしていない限りベッドに置くとすぐ泣いてしまう、
というわけなんです。
赤ちゃんは、まだ声帯が発達していないため、自分が不快と感じた時・改善してほしい時に出来ることは「泣く」ことだけなんです。
なので置こうとするとオギャーとなるのですが、
しっかり寝てほしい時に背中スイッチで起きてしまい泣くと
また目が覚めてしまい、いわゆる「ムダ泣き」になってしまいます。
こんな時におすすめなのが、
「お雛巻き」です。

ママのお腹の中にいるような感覚で体を丸められるので、
お雛巻きをした状態で抱っこやトントンなどの寝かしつけをし、
そのままベッドへ連れて行くと、泣く確率がグンと下がります。
生後3カ月を過ぎると体の発達を妨げてしまうこともあるので、
お雛巻きの頻度は減らして頂きたいですが、
生後3カ月までの新生児には効果が出やすいです。
もちろん、新生児だからといってずっとお雛巻きをしていいわけではなく、
これはあくまで背中スイッチの対処法です。
筋肉を動かす時、授乳をする時、遊ぶ時などを決めたら、
身体を自由にして、成長を促してあげてくださいね。
③授乳回数を減らすおススメの解決法
では頻回授乳をやめたり、減らしたりするためにはどうしたらよいの?
答えは「スケジュールを組んでその通りに授乳すること」
好きな時に好きなだけあげていては回数が減るはずもなく欲望もエスカレートし、胃袋の発達も促せません。

生後1か月を過ぎたころから、
一日のタイムスケジュールを決めて、泣いても必ず決めた時間に授乳するようにしてください。
それ以外の時間の泣きはおむつやママの抱っこを求める場合もありますが、
ムダ泣きのことが多いです。
ムダムダと言っていますが、泣くこと自体は全身の筋肉を発達させるため非常に良いことです。
しかし、ここで「泣いたからすぐ授乳!」という考えは捨ててください。
決めた時間はしっかり守ってママが行動すると、
赤ちゃん自身にも自己抑制能力である”我慢”が身につき、
ムダ泣きや頻回授乳が次第になくなっていきます。
もちろん個人差はありますが、
安定して母乳が出ているママであれば、今回の記事で紹介した方法を実践すると、高い確率で悩みを解消できるはずです。
紹介した内容は、脳の発達を促したり、成長を促す上でも大変役立ちますし、生後3カ月を過ぎた後も泣きまくるという事を回避することができます。
子育ては生後1ヵ月からの取り組みで後に大きな違いが現れるので、
シナプスが成人の倍以上の速さでつながったり切れたりするこの大事な時期を
ただ赤ちゃんの欲求のままに過ごさないことが大切です。